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「説明」とは、相手に「わからせること」を目的としたコミュニケーションである。
近頃、その必要性が急上昇している。
第1の理由は、高度テクノロジー社会の今日、難解な専門語や外来語が氾濫していることである。
第2に、人々に「説明」への要求が高まり、「情報公開」や「説明責任」が叫ばれている点だ。
不祥事を起こしながら説明が後手に回り、企業イメージが一気に失墜した例は多い。
「説明」に対するこれまでの消極的な態度は、今や改めるべきである。
・「苦手」— 話が要領を得ない
・「面倒」— 無精を決め込む
・「放棄」— 結局わかってもらえない
こうした態度はもはや通用しない。どうすればわかりやすく説明できるか、留意点を上げる。
➀自分ではなく、相手を尺度に説明する。
専門家や研究者などが自分にだけわかる話をしたら、相手には何のことか不明の説明になる。
説明は相手の理解度を確かめるというところからスタートすべきである。
➁1度にあれもこれも盛り込まない。
人間の理解力は説明の量に反比例して低下する。詳しい説明=わかりやすい説明とは限らない。
「一時に一事」を心がけ、理解できたかどうか、相手の反応を確認しつつ説明すると良い。
説明不足はもとより、説明過剰も相手の理解度の確認をしないために起こるのである。
➂先に全体像を示して、次に部分の説明に移る。
まず、全体の枠組みを理解させ、次に部分と部分の関係をわからせる。
部下育成の観点からも、全体像を見せることで視野を広げてやれるという利点がある。
➃難しい内容はかみ砕き、身近な事例や例え話で具体的に表現する。
例えば、無味乾燥な数字も、「1550㎘」というより、「小学校のプール5つ分」と言えばわかりやすい。
優れた説明には、人を動かす力がある。即ち、説得力を持つ。
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福田 賢司
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